現役助産師に聞く!離乳食イヤイヤ対策

現役助産師に聞く!シリーズ。今回は離乳食のイヤイヤ対策についてお話を伺いました。
これから離乳食をはじめるママ・パパも、格闘中のママ・パパも対策方法を知ることで、楽しく離乳食期間を乗り越えてもらえると嬉しいです♪

離乳食イヤ!の時に確認する事

お腹が空きすぎている・眠い等、食べるタイミングがずれていませんか?

毎日同じ時間にあげるのは生活リズムが整いやすくなりますが、赤ちゃんが毎日同じ時間に食べられるとは限りません。

姿勢が不安定ではないですか?

バンボやベビーラックでリクライニングしながら食べるのは、辛いです。
(大人も同じ姿勢をしてみてください。飲み込みにくいです。)
足や背中がしっかり付く椅子にします。テーブルは子供の胸当たり。背中や足が付かない場合は、クッションや雑誌等で高さなど工夫しましょう。

テレビや音楽が付いていたり、おもちゃが目に付くところにありませんか?

赤ちゃんは1つの事にしか集中できません。ご飯を食べる事より刺激的な事に目が行ってしまいます。

食べ物をつかもうとするのを止めていませんか?

初めての食事は赤ちゃんは興味深々。手で触って、硬さや触感を確かめています。テーブルの上はぐちゃぐちゃになりますが、思いっきりやらせてあげましょう!
スプーンを持ちたがるお子さんもいます。お子さん用のスプーン。落とされた時用の代わりのスプーン。ママやパパが口に運ぶようのスプーンと3本は用意しておき、自由に使わせてあげましょう。

一人で食べさせていたり、無言であげていませんか?

食事は家族で楽しむもの。パパやママと一緒に食べて、一緒に「おいしいね」と言いましょう。食べている姿をみて、食べ方を覚えたり、食事は楽しいものだと理解します。

柔らかすぎませんか?

おかゆが嫌いなお子さんもいます。少し触感がある方が口の中でまとまりやすく食べやすくなります。
フードプロセッサーで柔らかくし過ぎないようにしてみましょう。(おかゆもつぶさなくても大丈夫)

双子ママのドタバタ体験談
はじめての離乳食は子どもにとっても、大きな一歩ですが、ママ・パパも思わず「もう嫌ー!」と言いたくなってしまう試練ですよね。私の場合、双子がちょうどつかみ食べを始めた頃、毎回毎回べちょべちょになるお顔や手を拭き、お洋服を着替えさせ、ほとんど落としたのではないか?と思われる床を掃除するのに疲れ果て、ストレスMAXでした。
そんな時、三鷹市の双子の会で先輩方からありがたい助言が。【離乳食はオムツ一丁で食べさせるべし】【椅子の下には新聞紙をひくべし】【なんならお風呂で食べさせていた時もあったよ?(笑)】と。
ちゃんとやらなくちゃ!と肩ひじ張っていた私は、ママも適度に適当でいいんだな!と少しほっとしたのを覚えています。
助産師の先生がおっしゃってくださっているように、食事って楽しいな!と思ってもらうにはママ・パパの笑顔が不可欠ですよね。子どもも親も無理なく大切な離乳食の時期を過ごせたらいいなと思います。

ポイントのおさらい

・食事は楽しく食べましょう。
・赤ちゃんのやる気に合わせてやりたいようにやらせてあげましょう。
・食べる姿勢は辛くないように
・頑張って作りすぎると、食べてくれない時に辛くなります。いい加減で進めましょう。

色々やっても食べてくれない時は他の理由があります。助産師に相談しましょう。

今回お話を伺ったのは…

立石由香麗 助産師


大学病院勤務経験を経て、第一子第二子妊娠出産。妊娠中からのケアができる場所が少ない現実に直面。
アロマテラピー、リフレクソロジー、整体、クラニオセイクラルなど勉強し、2011年「ママと赤ちゃんのクラニオセイクラルケア Eldar」助産院を開業。
述べ約3,000組の母児ケアに携わり、妊娠中から産後の赤ちゃんケアを行う。また、「おうちで出来るケア講座」や「赤ちゃん講座」などママが家族にできるセルフケア講座を開催。
2016年〜産前産後ケアsagefemmeのスタッフとしても勤務している。
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Eldar〜エルダー〜
https://reserva.be/elder

 

 

菅野紀代美 助産師

助産師・看護師・中医薬膳営養指導士・ドライヘッドスパニスト
現在、産婦人科クリニックに勤務する傍ら、2016年〜産前産後ケア sagefemmeのスタッフとして勤務。2020年〜母乳ケアとドライヘッドスパをメインとした出張助産院くぅねを開業。元気な身体の基本は食事と睡眠をモットーに活動中。
女の子と男の子の出産・育児を経験し、自ら母乳育児を体験しあまりの楽しさに自他ともに認めるおっぱい星人となる。
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出張助産院 くぅね
TEL 090 2427 9981
mail qoone.jouer@gmail.com
URL https://www.instagram.com/qoone_asob/

\ お二人にがスタッフとして勤務する産前産後ケアsagefemme/

sagefemme〜サージュファム〜
https://sango.or.jp/

 

 

 

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