現役助産師に聞く!母乳にbetterな生活~おっぱいの話vol.4~

現役助産師に聞く!おっぱいの話。今回は「母乳にbetterな生活」というテーマで、赤ちゃんのお世話で忙しい生活の中でも母乳の為にできる事をお伺いしました。

中医薬膳営養指導士でもある先生なので薬膳的な視点も含まれています。

母乳に良い生活は、ママの健康そして母乳を飲む赤ちゃんの健康にもつながっていくとても良い生活習慣だと思います。

ぜひ参考にして無理せずはじめられるものから取り入れてみてくださいね。

※「母乳に良いこと」については色々な意見がありますので、1つのヒントとしてお読みいただけれ ばと思います

生活習慣

1. 冷えは大敵!
身体が冷え切っていると気血の巡りが悪くなり、おっぱいの流れも悪くなります。

・季節問わず短時間でも湯舟に入ろう

・身体を洗う時には背中の上の方にシャワーを当て続けよう
刺激が背中の張りや凝りを取れ やすくし循環が良くなります

・冷たいものばかり飲食しないようにしよう

・会陰や三陰交のツボを温めよう

2.しっかり睡眠をとろう!

おっぱいのホルモンは夜間分泌されやすいので、特に夜の睡眠は大切です。授乳や夜泣きで小刻みになるかと思いますが、休める時に休みましょう

3. 心身共にストレスは大敵!

乳房は肝の経絡上にあり、肝の巡りの影響を受けます。肝はストレスに弱く情緒の変動により母乳が出づらくなる事もあります

・ストレス発散できる方法を見つけよう

・我慢せず、夫や身近な人になんでも話しましょう

・心身の調子が今ひとつの時、高脂肪高カロリーのものでストレス発散は控えましょうね。乳腺炎の原因になります

食事

4. 気血を補う食事をとろう!

出産は多くの鉄分を消耗し誰もが貧血に近い状態になります しかも、母乳は血液から作られ ていますので、鉄分をしっかり摂り血液の巡りを良くすることが大切です!

・気血を補う食材を摂ろう

黒豆・枝豆・キクラゲ・人参・ほうれん草・棗 穴子・鰻・イカ・エビ・イワシ・カツオ・鮭 タラ・鰤・牛肉・鶏肉・卵 など ・肝を補い巡りを良くする 玉ねぎ・しそ・バジル・ピーマン・三つ葉 みょうが・ゆず・カジキマグロ・陳皮・クミン ターメリック・カルダモン・ジャスミン など

授乳

5. しっかり深く吸ってもらおう

・授乳の後の乳首の形が歪んでないか?確認してみてください。
毎回でなくてもいいので、しっかり深くくわえて飲むようにしましょう

・飲み残しによるしこりができてないか? も確認してください。
気になるしこりがあるときは、授乳時に軽く圧迫して飲ませましょう。繰り返す白斑、乳腺炎は授乳姿勢に問題があるかもしれません。 乳腺炎の対処など詳しく知りたい方はぜひケアを受けてみてください

今回お話を伺ったのは・・・

菅野紀代美様

 

助産師・看護師・中医薬膳営養指導士・ドライヘッドスパニスト

現在、産婦人科クリニックに勤務する傍ら、2016年〜産前産後ケア sagefemmeのスタッフとして勤務。2020年〜母乳ケアとドライヘッドスパをメインとした出張助産院くぅねを開業。元気な身体の基本は食事と睡眠をモットーに活動中。

女の子と男の子の出産・育児を経験し、自ら母乳育児を体験しあまりの楽しさに自他ともに認めるおっぱい星人となる。

 

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出張助産院 くぅね


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