知りたい!聞きたい!幼稚園・保育園 vol.2 ~保育園の種類・特徴~

「知りたい!聞きたい!幼稚園・保育園 vol.2」今回は保育園の種類・特徴についてご案内します。

幼稚園・保育園ガイド発行記念「withbaby小さな秋まつり」での幼稚園・保育園相談コーナーでは、

「認可保育園と認証保育園の違いは何ですか?」
「最近、企業主導型の保育園について聞きますが、だれでも通えるんですか?」
「認可保育園の公立と私立の違いは何ですか?」
「小規模保育園も認可なんですか?」

等、保育園についての質問が多く飛び交いました。今は出産後に復職される方も多く、保活の厳しさや多様化する保育の選択にお悩みの方も多くいらっしゃるかと思います。そこで今回は保育園の種類やそれぞれの特徴・制度について詳しくご案内いたします。

認可保育園(所)とは

保護者の就労や傷病等により、家庭において十分保育することができない児童を、保護者にかわって保育することを目的とした、児童福祉法に定める施設です。
三鷹市には以下の4類型の保育園があり、各園によって保育理念や年間行事等はさまざまですが、いずれも国が定めた基準を満たし、都の認可を受けた保育園です。
三鷹市へ申し込み、希望する保育園等の申込み児童数が受け入れ可能数を上回った場合には、市が入園する児童を公正な方法で選考します。

1.私立保育園
社会福祉法人やNPO法人、株式会社等が設置·運営する保育園です。

2.公私連携型保育園
三鷹市と協定を結んだ社会福祉法人が設置·運営する併育園です。

3.公立(公設民営)保育園
三鷹市が設置、株式会社等が運営する保育園です。

4.公立(公設公営)保育園
三鷹市が設置·運営する保育園です。

\ 地域型保育施設もあります /

地域型保育施設とは、国が定めた基準を踏まえ、市町村が設定した認可基準を満たした保育施設です。原則定員19名以下の0~2歳児を保育する施設で、市内には家庭的保育、小規模保育、事業所内保育の3類型があり、三鷹市民専用の施設です。(市外へ転出した場合は、継続して通園できます。)
認可保育園と同じく、三鷹市へ申し込み、希望する保育園等の申込み児童数が受け入れ可能数を上回った場合には、市が入園する児童を公正な方法で選考します。

認可保育園の利用者負担額(保育料)

利用者負担額(保育料)は、所得に応じて、三鷹市が決定し通知します

3歳児~5歳児クラス … 幼児教育·保育の無償化により、利用者負担額は0円となります。
※給食費や延長保育料などは自己負担となります。

 

0歳児~2歳児クラス…利用者負担額は、それぞれの世帯の市民税額によります
※同一世帯に2人以上の子どもがいる場合は、利用者負担額が軽減されます。
※延長保育料は自己負担となります。(給食費は、利用者負担額に含まれています。)

 

※詳細は三鷹市HPにてご確認ください

三鷹市利用者負担額(保育料)について
(令和3年時点)

認可外保育園(施設)とは

認可保育所、認定こども園および地域型保育事業(家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業または居宅訪問型保育事業)以外の保育を行うことを目的とする施設(保育者の自宅で行うもの、少人数のものを含む)の総称です。

・認証保育所とは

都民の多様化する保育ニーズに対応するための東京都独自の制度で、都が定めた基準を満たし都に認証された民間の保育施設です。0歳児保育を必ず実施すること·0~1歳児の一人当たり基準面積の確保・駅周辺に設置することなどを条件としています。申し込みは園へ直接行います。園と直接契約を行うため、入園基準や入園時期·保育料などは各園で決められています。

 

・企業主導型保育施設とは

多様な働き方に対応する保育サービスを提供するため、企業が国の助成を受けて主として従業員のために設置した保育施設です。「地域枠」として、従業員以外の子どもの受け入れも行っています。各家庭のニーズに対応できる様々な自由なサービスが特徴です。申し込みは園へ直接行います。 園と直接契約を行うため、入園基準や入園時期·保育料などは各園で決められています。

 

・その他の認可外保育施設

「認証保育所」「企業主導型保育施設」以外の認可外保育施設です。幼稚園以外で幼児教育を目的とする施設において、概ね1日4時間以上·週5日·年間39週以上開設している場合も認可外保育施設に含まれます。

 認可外保育施設利用料について

3歳児~5歳児クラス

 

令和元年10月から始まった幼児教育·保育の無償化により、認可保育園·認定こども園や幼稚園などの基本保育料のほか、市区町村から確認を受けた認可外保育施設等の利用料についても、上限額の範囲内で無償化されました。
認可外保育施設等の無償化は、認可保育所等とは異なり、施設や事業所に利用料を支払った後に、三鷹市に対して無償化給付の請求を行っていただく必要があります。請求をするためには、施設を利用する前月末日までに、三鷹市から「施設等利用費給付認定(保育の必要性の認定)」を受ける必要があります。

 

認可外保育施設利用助成金について

 

三鷹市では、認証保育所や指導監督基準を満たす認可外保育施設に児童を預けている保護者に対し、0歳児から利用料を助成しています。
インターナショナルプリスクールも認可外保育施設の認定を受けている施設はこちらの助成金の対象となります。

※詳細は三鷹市HPにてご確認ください
三鷹市認可外保育施設利用助成制度
(令和3年時点)

\ 利用者の声 /

近年、保育施設やサービス、又補助金等の制度が充実し子育て世帯に嬉しい選択肢が増えました。どのような理由で保育の選択をしたのか、保護者の声を紹介します。

[box class=”box26″ title=”CASE 1 認可保育園”]広い園庭や園舎など「保育所最低基準」を満たしていること、卒園まで同じ施設でお友達と過ごせる安心感から選びました。[/box]

[box class=”box26″ title=”CASE 2 認証保育園”]園独自のプログラムやサービスが充実していること、保育時間が長いことが特徴です。駅周辺にあるので通勤時に預けやすく、とても便利です。[/box]

[box class=”box26″ title=”CASE 3 0~2歳児保育園⇒認可保育園or幼稚園(延長保育利用)”]認可に入れなかったので、まず0~2歳児保育をしている園に入れていただき、認可への転園待ちをしています。もし認可に移れなかったら3歳児からは幼稚園に行く予定です。補助を受けて延長保育を利用したり幼稚園の課外教室を利用できるので仕事をしながらでも通わせられそうです。[/box]

[box class=”box26″ title=”CASE 4 企業型保育園⇒幼稚園(延長保育利用)”]園のプログラムが充実している企業型保育園も補助の対象になったので選択肢が増えて嬉しいです。3歳からは幼稚園との連携体制を利用して幼稚園へ転園を考えたいます。[/box]

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