雨の日が楽しみになる絵本 ~こどもと楽しむ梅雨暮らし~

梅雨に入り雨の日が増えてきましたね。
身動きが取りづらくなったり不便なこともあり、大人はつい憂鬱な気分になってしまいますが、
子どもは案外雨も好きですよね。なんでも楽しむことが上手で感心してしまいます。
今月は「雨」をテーマに絵本を紹介します。
雨降りの日も、ぜひ親子で楽しんでみてください。

絵本のセレクトは「みたか・子どもと絵本プロジェクト」に所属しwithbabyママスタッフでもある、AYAKOスタッフです。

雨の日が楽しみになる絵本

おさんぽおさんぽ

ひろの たかこ さく
福音館書店

長靴を履いて出かけると、ほら足元にいろいろな生きものがいるよ。
だんごむし、アリ、カタツムリ、きれいなアジサイの陰にはカエルも。
そして雨上がりのお楽しみといえば、なんといっても水たまり!
長靴でおもいきりバシャバシャ。毎日の雨降りも楽しみになるおはなしです。

ちいさなみどりのかえるさん

さく フランセンス・バリー
やく たにゆき
大日本絵画

池の中にある卵が、おたまじゃくしへ孵り、少しずつカエルの姿へ変身していく様子が描かれています。
子どもにとって身近なおたまじゃくしとカエル。その姿の変化を絵本で観察できます。
1ページずつ広げると最後に絵本は大きな丸い池になる、楽しい仕掛け絵本です。

おじさんのかさ

佐野洋子 作・絵
講談社

おじさんはお気に入りの傘をとても大事にしています。大事にしているから、なんと雨が降っても傘をさしません。
でも子どもたちの楽しそうな姿をみて、すこしずつおじさんの考えが変わっていきます。
雨の中傘をさす楽しさと、物を大切にするってどんなこと?と考えさせられるお話です。

よみきかせQ&A

Q.絵本を読んでいる途中に話しかけられることがあります。お話を中断して返事をしていいのか、それとも読み進めた方がいいのか迷います。

A.絵本の内容に関することなら中断して答えてもOK

読んでいる途中で話しかけられると、そこでお話が止まってしまうので中断していいか、最後まで聞かせた方がいいか迷いますよね。
でも、絵本の内容や言葉・絵に反応して話しかけているなら、絵本に集中している証拠。読むのを中断して答えてあげていいでしょう。
「本当だ!よく気づいたね!」「よくおはなしを聞いているね」「そうだね、それってどうしてだろうね」「なんだかわくわくするね」など
ポジティブな言葉で返してあげましょう。絵本を通したコミュニケーションがとれ、ますます読み聞かせの時間が楽しくなります。
一方で、絵本とは関係ない話題の場合はあまり集中しておはなしを聞けていないかもしれません。「最後までおはなしを読んでから話そうか」とか
「いったん休憩しようか」など、臨機応変に対応してあげるといいと思います。
小さいうちは、無理をして読み進めるより、絵本の世界を楽しむことを優先してあげてください。

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