♪キャンプで子育て♪〜アクティビティ編〜

アウトドアが大好きでキャンプインストラクターでもあり、子どもと遊ぶことに貪欲なスタッフの「キャンプで子育て」コラムをスタート

とにかく”子どもと一緒になんでも楽しみたい”という思いから、まだハイハイの生後6か月から子連れキャンプを始めました。
よちよち歩きで抱っこ紐とベビーカーを持参して、おんぶしながらテントの設営をしたり、子どもが初めて立った時もキャンプ場でした。
1歳の誕生日は、テントを装飾してキャンプ場でお祝いし、子どもの成長と共にさまざまな体験をキャンプを通して楽しんできました。
子どもが10歳となり、まさに「キャンプで子育て」を実践し続け10年。
子どもの成長にとって貴重な体験がいっぱいできるキャンプ!子育てを楽しむ一つの方法として♪キャンプで子育て♪をおススメします。

子どもはすぐに大きくなってしまうから、家族で出かけられる時間はそう長くありません。
キャンプで過ごす濃密な家族の時間は、かけがえのない宝物になるはずです。

さあ。キャンプを始めよう

何でも柔軟に吸収する子ども時代だからこそ・・
さまざまな自然体験を

キャンプは、朝起きてから寝るまでみんなで協力しあって自然の中で濃密に過ごします。
そんな自然体験や人との関わりあい・いろいろなことにチャレンジする体験は、何でも柔軟に吸収する子ども時代だからこそたくさん経験させてあげたいですよね。
子どもは知らずと刺激や好奇心を高め、五感を研ぎ澄ませながら、たくさんの学びや発見をしていきます。
キャンプには、子どもが楽しみながら成長させる要素がたくさんあります。

キャンプはみんなで協力する!

家族や仲間でのキャンプは、荷物を運んだりテントの設営から食事準備まで、家族や仲間と協力しなければ成り立ちません。
是非、お子さんを巻き込んで準備や撤収、お料理など小さいころから少しづつさせてみて下さい。
大人がパパっとやってしまうことは簡単ですが、キャンプ場という環境だからこそ、いつもやらないお手伝いもやる気になるかもしれません。
安全に気を配りながら子どもにもなんでも体験させてみてください。
「誰が一番早くできるかな?」とか「これはどうやったらできるかな?」とか、本当にささいなことでも一緒にやってみる!やらせてみる!ことがとても大事です。是非、できることから声をかけてみましょう!
また、大人が協力してキャンプの準備や作業をしている姿は、きっと子どもたちにも「みんなで協力することの大切さ」を感じ、率先したお手伝いに繋がることでしょう!

日頃、インターネットやスマホ・家電、便利な物に囲まれ不自由なく過ごしていると、家族内でもそれぞれが目的を達成できてしまい「なんでも自分一人でできてしまう」そんな錯覚をしてしまいがちです。

キャンプでは、生活する上で人に聞いたり、助け合い協力する。そして相手を尊重する。そんなことが自然と学べる機会です。子どもの頃から人とのコミュニケーションの大切さ、協力して生活することの大切さを知ってほしいと思います。

自然とのふれあい
自然の中がお家となり、遊び場に!

キャンプ場にテントを張って過ごすこと。もうそれだけで子どもたちはドキドキワクワクです。
キャンプ場から見える景色や自然にふれること。
自然の不思議や疑問に、子どもたちは「これなに?」「すごーい」「きれい」と感情が揺さぶられるはずです。
親子で一緒に自然そのものをよく見たり、さわったりしながら自然に対しての感性を高めてみて下さい。
自然の不思議や四季折々の楽しみ方も探して見ましょう。
キャンプ中の急な天候変化や寒さ暑さの自然現象に順応することもキャンプならではです。
いざ!という時にどういう対応をしたらよいか実体験から知る学びとなることでしょう。

また、森や木、虫や野生生物などを身近に感じることで自然の摂理や生態系も知ることができます。
遊びながら、なにげなく自然に興味を持てることは子どもの成長過程においてとても貴重な経験となり、自然や環境に対し関心を持つきっかけとなることでしょう。

何もなくてよい・・
自然から受ける心の癒し

大人も子供も慌ただしい日々の中、常にデジタルや情報にあふれていますよね。
キャンプ場では、心も身体もリラックスし非日常を楽しむ・・
携帯も気にせずゆったりした時間を楽しみたいものですね。
ただ、ぼーっと山の景色をみたり、お散歩したり、焚火の炎を見たりすることだけで心も身体もリラックスできる時間になると思います。
子どもにもとっても、目に見える景色や鳥のさえずりなど自然にふれることは、心の安らぎとなることでしょう。
子どもと散歩しながらゆっくりお話をする。子どもの気持ちに寄り添う。何もないそんな環境だからこそ大事なことに気づくきっかけになるかもしれません。

キャンプと一緒に楽しむ
海・川、山遊びは無限に楽しい!!

キャンプ場の中でも海遊びや川遊び、山遊び・アスレチックなどができるキャンプ場は、特に子どもたちに大人気です。

我が家もキャンプ✖海・川アクティビティプランはとても大好きです。
川や海で磯遊びをしたり、思いっきり泳いだり、パドルスポーツ(カヌー・カヤック・SUPなど)に挑戦したりいつも楽しんでいます。
そんな遊びの中から、川や海の生き物を観察したり、石や貝殻をとったり、波や風、流れといった自然の変化を感じることもできます。そして、海や川で泳ぐのは、プールとはまた違った楽しさがありますよね。
さらに、SUP、カヌーやカヤック・ヨット等のパドルスポーツは、自然の力を利用し自分の力で道具を操る体験ができます。
水中での遊びは、シュノーケル・マスク・フィンを使い、気軽に水中の世界を、垣間見ることができます。
子どもたちはさまざまな水遊びの楽しさと自然の面白さを学ぶことでしょう。

そして、山・林間でのキャンプ場合は、スラックラインやアスレチック・山登りなど、山や森の中で体を上手く使いながら朝から晩までアグレッシブに遊ぶことができます。

子どもの興味や季節に合わせた楽しみ方で、是非キャンプと一緒に楽しんでみて下さい。

キャンプの夜はもっと楽しい
暗闇から見えるもの⁉

キャンプ場の夜は暗いです。設備や施設に明かりがある所もありますが、基本的に夜は真っ暗です。
夕方位になったら、ライトの準備をしましょう。
一旦日が暮れると一気に暗くなります。
できれば、一人一人ヘッドライトを持っていると、移動の時や手元の作業などやりやすく、とても便利です。
暗くなる前に、テント内のお子さんの寝る準備や防寒等も用意しておく安心です。

そして陽が落ちると夜キャンプの始まりです。
暗くなったキャンプ場では、天気がよいと空の星がとてもきれいに見えることも多いです。
虫の声が響いたり夜だから感じる自然の景色を満喫できます。
また、焚火が楽しいのも夜の醍醐味です。
焚火を囲んでみんなで話したり、子どもたちはマシュマロを焼いたり楽しみ方もさまざま。
おススメなのは、焚火を見ながら「火の不思議」について子どもたちと話してみてはいかがでしょうか?
キャンプにおいて火は明かりとなり、食材を調理し、暖をとります。そして使い方を間違えると危険であることも。
火は使い方や工夫によってさまざまな役割を担い生活においてては欠かせないものです。
真っ暗な夜だからこそ、空を見て、火をともし、子どもとの会話の時間を楽しんでみてください。

自然の中で行うさまざまな体験
それはすべてアクティビティ・・・

今回ご紹介したアクティビティというのは、アグレッシブに動いたり遊んだりするアクティビティのことではなく、キャンプを通して子どもたちが体験する様々なことをすべてアクティビティと捉え、子どもたちは生きていく術をたくさんの学び感じ取ることができるという一例です。
親子で楽しみながらキャンプすることで子育てにも役立つこと、またに子どもたちにとって良い影響をもたらすということが少しでも伝われば嬉しいです。

そして、子どもにとって幼少期に家族でキャンプに行ったことは、素敵な良い思い出になり貴重な経験値としてもその後の生活を助けてくれる術となることでしょう。

お子様と濃密に過ごせる時期はあっという間です!
仕事に家事に子育て・・・毎日が慌ただしいですが、是非「キャンプで子育て」実践してみてください。

mitsu
子連れキャンプを始めて10年。
年間3月から11月までは月に2回はキャンプを楽しみ、
キャンプは家族のライフワークとなっています。
キャンプインストラクターも取得し、子連れキャンプの楽しさを多くのご家族に知ってもらいたいと思っています。
河口湖キャンプ場の開発プロジェクトや子連れキャンプの現状についてキャンプ場のマーケティング等も行っています。

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