☆三鷹市子育てひろば紹介☆【子育てひろばてくてく】~体験レポ付き~

三鷹子育てひろば紹介 【子育てひろばてくてく】

子育てひろばてくてくは、三鷹市深大寺の住宅街にたたずむ一軒家を利用した親子ひろばです。全国各地に表現あそびのプログラムを届けているNPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバンが運営しており、2Fはその事務所になっています。

一見普通のお家なので、初めての方はちょっとドキドキするかもしれません。話に聞いたり、前を通ったことはあるけれど、なんとなくまだ行ったことがない…実はわたしもその一人でした。

でも、一度勇気を出して入ってみたら、噂に聞いていた通りの素敵な場所だったのです。スタッフの方が暖かく迎え入れてくれ、建物の雰囲気も相まって、何だかおばあちゃんの家に親戚で集まって世間話をしているような、初めてなのになぜか懐かしくほっとする。「今日は11:00には家に帰って、お昼ごはんを食べ、昼寝をさせるぞ…」なんてプランが、全部どうでもよくなるほど居心地が良く、どうも長居してしまう。わたしにとってはそんな場所になりました。


道のどちらから来ても見えるように、看板が出ています。

入口横にはインターフォンのかわりに呼び鈴があります。すてきな音色を聴きたい子どもたちに大人気。

チリンチリ~ン♪と鳴らすと「はーい!」とスタッフの方、たまに先に来ていたママさんたちや、子どもたちが答えることも。

いつも引き戸が少しあいているので、呼び鈴を鳴らさずそのままガラガラっとあけて入っても大丈夫です。

入ったら左手にある靴箱の上で名前や月齢などを簡単に記入します。


子どもたちが思い思いのものを出してきて、あそび始めます。スタッフの皆さんが積極的に子どもたちに関わってくれるのがうれしいです。

奥にはベビーベッドがあります。左に入ったところが手を洗うキッチンやお手洗いです。
「お手洗い」「おむつ交換台」などと案内がわかりやすく書かれていないのは、「どこにありますか?」のコミュニケーションが生まれるようにという、ねらいがあるんだとか。

魅力的な3つのプログラム

てくてくを運営するアフタフ・バーバンは、表現あそびを届けるプロ集団ということで、定期的に魅力的なプログラムを開催しています。中でも3つのプログラム「どんぐりひろば」「ねんねのはら」「えほんのはら」は、こんなの他ではやったことがない!という体験に満ちています。

どんぐりひろば

月に1度木曜日に井の頭公園の三角広場で開催されている、乳幼児親子対象の自然体験表現あそびプログラムです。

草花や木の実を使ってケーキや虹をつくったり、


小川にはいるのも、

新聞あそびをするのも、

おうちやどこかでやったことのあることも、イメージと結びつけ、みんなでやるとこんなにも広がって、たのしいのか…!

てくてくのテーマ「あそび合う・関わり合う・創り合う」をまるごと感じることのできる、ワークショップです。

終わった後に一緒に遊んだみんなとごはんをたべるのも、たのしい。

3つのプログラムの中で一番歴史が長く、このプログラムを日常的に起こしていけないかな?という想いから【子育てひろば てくてく】が生まれたそう。

「どんぐりひろば」で、てくてくの原点にふれてみませんか?

ねんねのはら

月に1度火曜日に開催されている0~1歳5か月児の親子を対象とした、表現あそびのプログラムです。

わたしたち親子が参加した回までブログを遡ってみると、思い出が鮮明に蘇ってきました。

新聞紙のガサガサ、ビリビリ。埋もれたり、くるまったり、少しずつ慣れながら、全身で感じる赤ちゃんたち。

そして、ねんねのはら恒例!?お母さんたちによる本気の対決コーナー!
「背の高い人がブロックしよう」「下から通して投げるね」子どもたちが避難する中、グループで作戦会議。

この日のブログには“とにかく本気な母たちと、その姿に驚いて泣く赤ちゃんたちのカオスな世界。でも終わってみればみんなで「あー楽しかった!久しぶりに大声出した!」と、すぐに笑顔が戻ります。赤ちゃんたちにとっては初めて見る母の顔だったかも笑”と書かれていました。

そしてわたしはこの日の感想タイムに「ママたちのいつもと違う、ママじゃない真剣な姿を見て、可愛い人だなあと大好きになってしまいました。」というようなことを言ったはずです。

人と人との関わり合いのなかで、あそびが広がっていくたのしさ、それを共有できる喜び。人生を歩み始めたばかりの赤ちゃんたちにも、ねんねのはらを通してきっと伝わっていることでしょう。

この時期の赤ちゃんだからこそできる表現、反応、そしてお母さんたちがお母さんになりきらないうちに届けたい想い。唯一月齢制限があるので、連続して通っていても1年程で卒業を迎えます。最後の日の感想タイムで泣いてしまった…というママさんも。まだ間に合う方はぜひ、参加してみて下さいね。

えほんのはら

月に一度月曜日に開催されている、絵本の中であそぶ時間。ピアノの伴奏に合わせて、絵本がどんどん登場します。

読む場所が決まっていないので、それぞれ見やすいところに移動しながら、子どもたちが別のあそびを始めても、

一見聞いていないようにみえても、この空間にいることを共有して、見る意識は大人たちが繋いでいく。

「どうやって読んだらおもしろいかな?」その場で決まったグループで相談し、読み合いっこ。初めはびっくりするけれど、ラップになったり、指揮者がいたり、コール&レスポンスが生まれたり!?普段聞けないパパの声でおはなしがぐっとしまったりするから、たのしい。

キャンセル待ちがでる程の人気プログラム「えほんのはら」は、この場所てくてくで生まれたのだそう。回を重ねながら今の形になっていったというお話を聞きながら、「そういえばイベントに参加して、最後に感想を求められたのも初めてだったかも。」と気づきました。プログラムを提供するだけでなく、当日関わり合いの中で生まれたたのしかったこと、おもしろかったことをシェアし合いながら進化していくものだからこそ、沢山の人を惹きつけるのだなと思いました。

絵本の読み聞かせやおはなし会を「静かに座ってみていられないから」「絵本を見ないで別のことをしてしまうから意味がない」と思ったことはありませんか?
「えほんのはら」では①見える場所に動く②見かた(聞き方)にとらわれない③見る意識を繋ぐのは大人たちという合言葉のようなものがあります。

大人たちが笑ったり、泣いたりしながら絵本に夢中になる姿を見て、感じて、関心をよせる。「そういうことが、絵本をずっと見ていることよりも良くないですか?」と平川恭子さん(子育てひろばてくてく代表、アフタフ・バーバン副理事。以下「キョンちゃん」)。

ぜひ一度参加してみて下さいね♪

私”が“私”らしく、子どもが子どもらしくいられる場所

てくてくでは〇〇ちゃんママ、パパでなく、大人たちも名前で呼び合います。話題も子どもたちのことだけでなく、自分自身の好きなこと、最近あったことなど。話しているうちに、子どもが生まれてから自分の話をする機会がほとんどなくなっていたことに気づきます。キョンちゃんは取材のなかで「この子はこの子、私は私。私が今日選んでここに来た。この子に何か与えよう、教えようとしなくても、何か感じるかもしれないし、もしかしたら不快かもしれないし、この子なりの何かを感じている。けれど、私が選んで、きた。ちゃんとお母さんが“私”でいてほしい。それでこそ人権というか、個々が守られる。付属物じゃないし、一心同体じゃないし、別人格だから、私が選んだものに一緒に来てくれているっていう。その中で、(子どもたちは)ちゃんと面白いこと見つけて、ちゃんと分かち合う相手見つけて、この場を受け入れていくじゃない。素晴らしいよね。」とおっしゃっていました。

その想いはしっかり、利用しているママたちにも伝わっています。わたしがてくてくを利用している方々にお話を伺ってみると、皆さん口をそろえて「私がここに来たいから通っている。」「私が居心地がいいから気づいたらここに来ているんだよね。」と。

そしてもう一つ、皆さんおっしゃっていたのが、「みんなで子どもたちを見守る」姿勢の居心地の良さです。例えば子どもたちがおもちゃの取り合いになったとき、すぐに大人が入って事を収めてしまうのではなく、「さて、どうするかね~」と見守り、入っていくとしてもその子の気持ちを代弁するような形で、とても自然。それも親同士だけだとなかなかむずかしいけれど、スタッフの方たちが一緒になって関わってくれるので、はじめは慣れない様子だったママたちも、いつのまにかリラックスしています。この本当の意味でのお互い様があるから、雰囲気がよく、通いやすいようです。

地域コミュニティのスタートとして

月に一度小学生向けの「あそびしょくどう」(子ども食堂ではない)があったり、幼稚園生を対象とした、あそぶとたべるのプログラム「もぐもぐの会」があったり、てくてくを卒業した後も参加できるプログラムがあるのも魅力のひとつです。

また、午後にてくてくであそんでいると、学校帰りの小学生がガラガラっと入ってきて、おみくじを引いて帰ったり、スタッフの方と「ひさしぶりだね~」とひとことふたこと雑談していったり、暑い日は涼んでお茶飲んで行ったりする姿に出会います。

「それぐらいの距離感に大人がいる、そういうのが本来地域の目だったから。」とキョンちゃん。

「子どもが少なくなっているからこそ、このわずかな力をどうつないでいくか…復職する前に行く親子ひろばって、地域コミュニティを形成する仲間に、一番ダイレクトに出会える場所だと思う。」

子どもが小さなこの時期にできた仲間が、この先の地域コミュニティの土台になっていく。

そして「(もし孤立している人や、みんなと同じ体験のできていないひとと出会ったら)ここで関わっていたように、地域の仲間として、すごいお世話しないでもいいんだけど、ちょっと目や手をかけてくれる人になってくれたらいいって思う。自分たちがされたことを、人に回していく。それがきっとハッピーな地域になって、そういうのが子どもたちの周りに溢れていたら安全だし、幸せなことだと思う。」とも。

子どもと過ごすひろばとしてだけでなく、地域の子どもたちを見守る目としての強いメッセージを受け取り、この地域で子育てをするひとりとして、とてもあたたかなきもちになりました。

機嫌の悪いあなたとも一緒にいたい。

 さいごに、取材の中で私が一番印象に残ったキョンちゃんの言葉があります。子どもが泣いてしまったとき、機嫌をとろうとする、機嫌のいい子でいてもらおうとする、場合によっては退出しないといけなかったり、外だったら知らん顔されたり、冷たい目で見られたりすることって誰でも経験のあることだと思います。でも「ここでは機嫌が悪いあなたとも一緒にいたい。機嫌が悪かったけど、結果楽しくなったとか、周りに笑顔が溢れていたとかっていう経験になっていくから。」と言ってもらえたら、それだけですっと肩の荷がおりた気がしました。気にしなくていいですよ、頑張り過ぎないでとかでなく、「機嫌の悪いあなたとも一緒にいたい」。この一言でてくてくの魅力がそのまま伝わるのではないかと思いました。

どうぞあなたの素のままで、“私”のままで、てくてくにあそびにいってみませんか?

子育てひろば「てくてく」
東京都三鷹市深大寺1-3-3
TEL:080-4428-7154
対象:0歳〜就学前の親子
時間:毎週(月)・(火)・(木) 9:30〜12:00、 13:00~15:30
プログラム開催日や長期休暇は開所日時が変わります。毎月発行されるスケジュールカレンダーをHP又はインスタグラムでご確認の上ご来所ください。
※飲食は不可。水分補給のみ。
HP:https://afutafu-barban.org/
Instagram:https://www.instagram.com/tekuteku_afutafu/

☆6/28日開催の「子どもマルシェ」にてくてくさんも参加してくれます♪是非遊びに来てくださいね!

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